「自分が変わりたい」

 「つかれやすい」「意欲がわかない」「相手の話すことや自分が伝えたいことさえ分からない」日々の生活にむなしさがあり、他人との距離が遠く感じられ、自分は世の中に必要ないのではないかと、自分を責める毎日の中で、定期的に受けているカウンセリングで内観療法というものがあることを知りました。

 自分が変わりたいという意欲はあった様で、気づいたら「ふうや内観研修所」へ申込していました。

 1日目は、気持ちも新たにということもあってか、割とテーマどおりの内観をすることができて、面接もしやすかったのですが、2日目、3日目と考え込むことが多くなり、テーマ以外の事や否定的な思考が頭の中を忙しく回りだして、苦しく、その場から逃げたくなりました。しかし、4日目では橋本先生からノートをつけるように助言をいただき、実行したところ、徐々に内観のテーマどおりに考えることが続けられる様になりました。書くことで、頭の中が整理できたうえ、年齢によってはあまり出てこない時もあるが、でてきている時もあるので、否定的な思考はする必要がないことに気づかされました。

 後半では、内観できる時間が増えたことを実感できて、否定的な思考によって汚されていた魂を、みがくことができて、今では光っていることを実感しています。

 これから毎日、少しでも内観を続けることで、さらに魂はみがかれて、光放つことになればいいと思います。また、掃除をすることで、自分は今ここにいるのだという実感があり、見えない力をいただけることに気づきました。この2つは最低でも継続できたらと思います。

 最後に、ていねいな面接と、おいしい料理、きれいな部屋で、たくさんの愛情をいただきました。ふうや内観研修所のみなさん、ありがとうございました。

*内観体験記は、ご本人にホームページでの掲載をご了解いただき、ある程度年数が経ったものです。内容は匿名性を保てるようにプライベートな部分は修正させていただいておりますのでご了承下さい。