内観体験記
内観を終えて思うのは、やっぱり内観に来てよかったということです。
最初は全然思い出せないし、集中できないし、動きたいし、足がむくむくし、苦痛でした。
途中から、これは思い出せないのではなく、してもらったと感じてないから、迷惑をかけたと思ってないからだと気づき、自分がはずかしくなりました。
何度もくり返し考えていくうちに、母が私のためにどれだけ苦労し、どれだけお金をかけてくれたのかがよくわかってきました。
私は今まで母を嫌い、母の言いなりにはならないと思っていましたが、母は何も言わず私の言いなりになっていてくれたことを知りました。
小さな頃に傷ついたことに囚われ、お母さんのせいで私はかわいそうと思い、何もかも母のせいにしてきました。その傷にこだわり、他のことは何も見てなかったことに気づきました。
今まであんなに嫌っていた母なのに、今は母に対して「ごめんなさい」「ありがとう」しかでてきません。
内観のレベル的にはまだまだ浅いと思いますが、私にとっては大きな気づきでした。
日常生活においても、相手がして下さることを素直に受け取り感謝することを努めていきます。
*内観体験記は、ご本人にホームページでの掲載をご了解いただき、ある程度年数が経ったものです。内容は匿名性を保てるようにプライベートな部分は修正させていただいておりますのでご了承下さい。